鷹匠結び【 Falconer's knot 】
片手鷹匠結び(one-handed falconer's knot)
ジェス/足革(jesses)やリーシュ/大緒(leash)、パーチやブロックなど、
鳥を繋ぐ(繋留)ための装具が揃ったら、今度は実際に結んでみましょう。
本来、リーシュの繋ぎ方や結び方に規則性はありませんが、
片手で結び解きが簡単にできて、トラブル防止のためにもなる
「鷹匠結び」をマスターしてみませんか?
尚、パーチ、ブロック、ホコ/鉾は勿論、グローブのリング部分に繋留する場合などにも使えますが、
ここでは、ファルコンブロックのリング部分にリーシュ(以下.紐と記載)を繋ぐという設定でご説明させて頂いています。
※画像では解りやすいように長めに結びますが、実際に繋留される場合には、
安全面を考慮したうえでロケーションに応じた紐の長さに調節してあげるようにして下さい。
①リングに紐を通し、鳥側になる紐を親指で固定、人さし指と中指でもう片方の紐を挟み込むようにして持ちます。
②人さし指と中指で挟んでいるほうの紐を親指を使って引き上げるようにし、もう片方の紐と交差させるようにします。
③人さし指と中指で挟んでいるほうの紐を親指を引き上げた時にできたループ(輪)の下側をくぐらせます。
④ループの下側をくぐらせた紐を人差し指と親指を上手に使いながら押し込むようにしてループの中に入れます。
⑤ループに押し込んだ部分に新たなループができているのが確認できたら次のステップへ進んで下さい。
⑥この新しくできたループ部分に紐の先端を挿し込むようにして入れてやりループの中に紐を完全に通します。
⑦挿し込んだ紐の先端を引っ張ってやると二つのループが小さくなり、紐が締まりはじめるのが解ると思います。
⑧最後に鳥側の紐を引きながら調整すれば完成です。外す場合はループから紐の先端を引き抜けば簡単に解けます。
如何でしたか?上手く結べましたか?
※猛禽を繋ぐことをテザーリング(tethering)と呼びますが、
本来、人と鳥の両者の安全のために鷹匠が使う正式なものです。