猛禽の爪切り嘴カット

🦉猛禽類の爪切りメンテナンスサービス

猛禽を大切に飼育するうえで、爪やクチバシの適切なケアは欠かせません。放置すると伸びすぎてしまい、ケガや健康トラブルの原因となることも。そんな猛禽の爪切りやメンテナンスを、経験豊富なスタッフがしっかりサポートいたします。

サービス内容

✅爪切り: 安全で適切な長さに調整し、快適な状態を維持
✅クチバシのメンテナンス: 過度な伸びや歪みを整え、食事のしやすさをサポート
✅健康チェック: メンテナンスに来られました方には無料で健康チェックさせて頂いております。
体重の増減、筋肉の付き方、爪や羽の栄養状態など、毎日見ている飼い主さんでは気が付きにくい微妙な変化をプロの目からチェックし、適切なアドバイスを提供します

🏠ご予約・ご来店について

当店は完全予約制です。必ず事前にご連絡ください。

📍 アクセス:大阪府堺市東区中茶屋104番地

◎電車の場合 最寄り駅 南海高野線 北野田駅 よりタクシーで1メーター程の距離です!

◎お車の場合 南阪奈道路 美原インターより10分 ※駐車スペース有

📅 営業時間:10:00~18:00 (年中無休)

📞 お問い合わせ:072-204-6296

📩 メール: ap@animal-planning.com

メールはこちら << お問い合わせフォーム >> 


料金表 

爪切り小・中型種大型種
1,500円2,000円

 

嘴カット小・中型種大型種
2,000円2,500円
不正咬合小・中型種大型種
Aランク 軽度2,500円3,000円
Bランク 中度3,000円3,500円
Cランク 重度3,500円4,000円

アンクレット交換 取り付け 1,000円 

アンクレットは鳥の健康と安全をまもる為に大切です。愛鳥のサイズを計測し、ピッタリ合ったものをお作りして、取り付け致します。

健康チェックを行った後、料金のご相談をさせて頂いてからの施工となります。 

メンテナンスはプロにお任せ下さい!

爪切りをするときは安全を確保する為保定をしておこないます。鳥にとって自由を奪われることはストレスとなり、飼い主様との信頼関係を損ねるきっかけにもなりかねません。「鳥にとって嫌なこと」それはプロにお任せください!負担を最小限に抑え手早く綺麗に仕上げます!

当店のこだわり

 ●経験豊富なプロが対応:猛禽専門のスタッフが個体に合わせた丁寧なケアを実施
 ●ストレス軽減を最優先:猛禽の負担を最小限に抑えた優しい施術
 ●安心できる環境:落ち着いた専用スペースで、リラックスしながらメンテナンス
猛禽の爪切り1
猛禽の爪切り2
猛禽の爪切り3
猛禽の爪切り4
 メンテナンスの頻度について

爪やクチバシが伸びる頻度は個体差があります。1年間放置していても全く爪切りの必要が無い場合もありますし、毎月メンテナンスが必要になる場合もあります。特に小型のフクロウで多い事例ですが、常に餌を細かくカットした状態で与えているような場合は、嘴が上手く削れず伸びすぎてしまっているケースが多く見られますので注意して確認してみてください。メンテナンスが必要かどうかわかりにくいという方は、爪やクチバシの画像をメールにてお送りいただきましたら、アドバイスさせていただきますのでお気軽にご相談ください。


猛禽の爪切り

鳥の爪も人と同じように、月日が経つにつれて伸びていきます。自然下の動物は、木々を渡り歩くうちに爪が削れ、適切な長さに保つことができますが、飼育下の動物は、限られた環境のもとでうまく爪を削ることができず、伸びすぎてしまうことがあります。新しい爪は内側から伸びてくるので、長期間爪が削れない状態でいると外側の硬い角質がうまく剥がれず、本来の適正な長さ・太さの爪を保つことは困難になります。爪は次第に太く長くなり、放置すると先端が内側に巻き込まれ、ひどい時には足裏に食い込んでしまいます。

伸び過ぎた爪 伸び過ぎた爪
伸び過ぎた爪 角質が剥がれず太くなった爪
(内側から新しい爪が伸びてきている)
伸び過ぎた爪 爪が足に突き刺さり皮膚が傷ついている
 
伸びすぎた爪は扱う人にとって危険なだけではなく、鳥にとっても危険です。どこかで引っかけて折れてしまったり、爪の鞘を剥がしてしまうかもしれません。伸びすぎた爪が足の裏に刺さり、傷ついた皮膚から細菌感染をして趾瘤症になる恐れもあります。

趾瘤症(しりゅうしょう)とは

趾(あしゆび)の裏にできた小さな傷から雑菌が侵入することにより起きる炎症。バンブルフットとも呼ばれる。

症状が悪化するとウオノメ状に角質化し、化膿すると内部に膿が溜まり、足全体がパンパンに腫れ上がります。また、骨髄炎に発展し足が変形したり、衰弱や敗血症などにより死に至る危険性もあります。足の裏を見て皮膚が擦り切れ赤くなっていたり、かさぶたのようなものが出来ていたら要注意です。特に体重が重たくあまり動かない鳥で起こりやすいのですが、原因としては、太りすぎ、爪の伸びすぎ、不適切な止まり木や床材、不衛生な止まり木や環境、免疫力の低下などがあげられます。

伸び過ぎた爪 足の裏が擦り切れている(注意が必要)
 
爪の中の血管神経1
爪の中の血管神経2

爪切りのやり方

爪の根本をよく見ると血管が通っているのが分かるかと思います。(猛禽類の爪は黒い場合が多いので、慣れるまで少しわかりづらいかもしれません。)血管を傷つけないように少し離した位置でカットして下さい。

正常な爪の場合は、血管は先端から少し奥にあり、カットしてもほとんど出血はありませんが、爪の先端に感覚刺激を受けない状態で伸びた爪の場合は、血管もごく先端まで伸びてきていて、先端の鋭い部分を数ミリカットしただけでも出血します。もし出血してしまった際には止血剤でしっかりと止血して下さい。

切除可能な部位

爪切りをするときには鳥にとっても人間にとっても安全でスムーズに作業を終えるためしっかり保定をし、行わなくてはいけませんので二人一組で行うのが良いでしょう。体の自由を奪われることは鳥にとって嫌なことです。それをしているのが飼い主だとわかれば、人間不信になり、警戒するようになることもありますので目隠しをして行う必要があります。目隠しにはタオルで鳥を覆い、呼吸を妨げたり内臓を圧迫することのないよう優しくしっかりと保定して行って下さい。精神的な苦痛や恐怖は最小限に済ませ手早くすませましょう。


クチバシのメンテナンス

爪だけでなく、嘴も伸びていくことをご存じでしょうか?嘴は伸びていくのを放置してしまうと、エサが食べずらくなり痩せてしまったり、開口したままになり感染症を引き起こすことにもなりかねません。

クチバシ1 正常なクチバシ 定期的なメンテナンスが行われている個体。
クチバシ2 伸び過ぎた上クチバシ エサがクチバシに刺さり
食べることが困難になります。
クチバシ3 不正咬合 噛み合わせが大きくズレてしまうと、
正常な状態に戻すまで長期間に亘って
治療が必要となります。
クチバシ4 クチバシにヒビが入ってしまった例 正常に口を閉じることができなくなれば
口が開きっ放しになり、
口内が乾燥し細菌感染しやすくなります。

主な症例

BEFORE 上下の噛み合わせに大きなズレがあり、既に下クチバシが閉じられない。
 左右の幅も完全に非対称となっている為、ズレの原因となっている箇所を補整し、クチバシの開閉に支障が無いように施行。
AFTER  定期的な施行を約6カ月繰り返し、綺麗な状態に。
再発防止には定期的なトリミングを。

あなたの愛鳥は健康ですか?
~自宅でもできる健康チェックの方法~

鳥の健康状態を調べる目安として、毎日の体重測定をすることをお勧めします。体重は食べた餌量が加算されないようにできるだけ空腹時に測ってください。急激な体重減退があれば何かの感染症にかかっている可能性もあります。また、体重増加が見られれば腹水や卵を持っている可能性も考えられます。

1日に必要な餌の量や栄養は、気温の移り変わりや環境の変化により変動するので、年間通して同じではありません。鳥の体型は外見では分かりにくいものですが、定期的に体重測定をしていれば、餌の必要量も判断しやすくなります。

さらに鳥の胸の中心線を触ると竜骨突起という尖った骨があり、その周りについている脂肪の厚みで、筋肉の付き方を判断することができます。

また、通常鳥の糞は白い尿酸に黒い便が少し含まれている状態が正常です。緑便は胃の中が空っぽの状態を意味します。茶色いタール状の便は未消化の状態です。(フクロウでは割と頻繁に見られますので少量でしたら問題ありません)